「教える」仕事が労災の対象になるよう活動しています

「教える」仕事が労災の対象になるよう活動しています 労災コラム

日俳連労災を運営する日本俳優連合(日俳連)は、「教える」仕事(例:講師業など)が労災の対象になるよう活動しています。
日俳連ウェブサイト:https://www.nippairen.com/

芸能従事者の特別加入労災の対象となる業種の中には「教える」仕事が含まれていません。

芸能分野には、所作指導、方言指導、演技指導、アクション指導、音声吹替の指導など、いろいろな「教える」仕事があります。

「教える」仕事は、業界の発展や若手の育成のための重要な仕事であり、芸能従事者の中には、養成所や専門学校などで講師をしている人もたくさんいます。例えば俳優が講師をする場合、出演する時と同じように実地に演技して指導し、報酬も出演報酬と同じ扱いで受領しています。

以下のグラフは、日俳連が2022年8月に組合員に向けて行ったアンケートです。複数回答可として現在の職種を尋ねたところ、およそ3人に1人が「教える・指導する」という仕事もしていました。

このアンケートの結果からも、「教える」仕事は俳優の仕事の一分野として定着しており、収入の一部となっていることが分かります。

日俳連は、アンケートの結果や資料を示して、「教える」仕事を労災の対象として認めて欲しいという要望を労働局に提出しました。

すぐに認められることは難しいかもしれませんが、今後も皆さまが安心して仕事ができるよう活動を続けていきます。